花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

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源氏物語の花 葛(くず) 二

  山風に堪へぬ木々の梢も、峰の葛葉も、
心あわたたしう争ひ散る紛れに、尊き読経の声かすかに、
念仏などの声ばかりして、人のけはひいと少なう、
(夕霧 第四章第三段)

強い風が吹きつけ、散るまいとするクズの葉も、先を争って散り乱れているところに、尊い読経の声がかすかに、念仏などの声ばかりして、人の気配がほとんどしない・・・

夕霧は柏木の未亡人(落葉の宮)に恋してしまう。
落葉の宮を訪ねる小野の晩秋の景色に趣を感じる夕霧。

あさきゆめみし10巻

クズは風に吹かれ翻ると、葉の裏がひらひら見えるため、
「裏見」から「恨み」と掛けて話かに登場するようになります。
この「夕霧」にも、そういう意味があると思われます。



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源氏物語の花 葛(くず) 一

  十月中の十日なれば、神の斎垣にはふ葛も色変はりて、
松の下紅葉など、音にのみ秋を聞かぬ顔なり。
(若菜下 第二章第五段)

十月の二十日のことであったから、社の玉垣に這う葛の葉も色づく時で、
松原の下の雑木の紅葉も美しくて波の音だけ秋を聞き知っているふうである。

光源氏は明石の御方、明石の女御、明石の尼君、紫の上をつれ、住吉に詣でる。

あさきゆめみし 第8巻

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小雪(しょうせつ)
太陽黄経 240°  11月22日ころ


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 寒さもまだ厳しくなく、雪まだ多からず

 木枯らしが木々の葉を飛ばし、北国では雪が降り始め、冬の到来を間近に感じます。
 庭園では雪吊りの準備がはじまります。
 白菜が旬を迎え 鍋料理の美味しい季節。
 最近では、ボジョレーヌーボーも風物詩になりつつあります。
 コートの準備もそろそろです。


PB232202



小雪の頃の花

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ヒイラギ


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石蕗



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皇帝ダリア


季語
 【冬】
               
  2018年は暖かい秋となり、札幌の初雪も例年より遅くなりましたが、数日前に初雪の便りが届きました。        



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✿おうえん㋵✿㋺✿㋛✿㋗✿㋧✿ 

 

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