花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

2014年10月

 読書メモ  №399

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花言葉・花事典

花ブログ・花信風の資料として借りてきました。

個々の花はイラストで紹介されていますが

花のある生活を楽しむとして

季節や花器にあったアレンジなどを写真で紹介していて

それが素敵です

花材やコツも細かく記されています。



 
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かわみどり(川緑・河碧)
 英名:Korean mint

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学名:Agastache rugosa
シソ科 多年草 草丈50~100cm 花期:8~10月 原産:日本、中国、台湾、シベリア

花言葉  
誕生花  
由来    Agastache はギリシャ語で「強い穂」の意。

葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。 葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
枝先に花穂を立て、紫色の唇形の花を密につける


【薬草】地上部を乾燥させたものを藿香(かっこう)、民間薬では、排草香(はいそうこう)と呼び、 解熱、鎮静、腹痛、吐き気に用いられる。

季語    

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ニュースで聞こえた「けあらし」

漢字で書くと「毛嵐・気嵐」

「けあらし」は、寒さの厳しい朝、海面上の水蒸気が、

陸から流れ込んだ寒気に冷やされ湯気のようになったもの。

水面近くに厚い層を作っている。逆光に照らされると、まるで燃えているように見える。

「けあらし」 は北海道の方言だった。気象用語では「蒸気霧」といいます。






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しゅうめいぎく(秋明菊)
別名 貴船菊(きぶねぎく) 英名:Japanese anemone


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学名 Anemone hupehensis var. japonica
キンポウゲ科 多年草 草丈:50~70cm 花期:9~10月 原産:中国

花言葉  遠ざかっていく愛情
誕生花  
由来   秋に菊に似た花を咲かせることから。 
      貴船菊は、かつて京都の貴船山におおく見られたことから。

茎は細く、葉は根元に多くつく。
花柄を伸ばし、先 5~7cmの花をひとつつける。
ピンクや白花の一重。20枚以上の八重。
花びらに見えるのはがく片。

古い時代に渡来。
万葉集には出てこない。

季語    

菊でない菊  ダンギク
似ている花 アネモネ
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しおん(紫苑)
別名 おにのしこぐさ(鬼の醜草)  思い草

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学名 Aster tataricus
キク科 多年草 草丈:2m 花期:9~10月 原産:日本、朝鮮、中国
 

花言葉  追憶 君を忘れず
誕生花  
由来    中国の紫苑を音読みした。

茎は直立。上部で分枝する。
3cmほどの野菊のような淡紫色の花を多数付ける。

薬草 たん切り、咳止め

平安時代には鑑賞され、源氏物語や枕草子にも登場する。

季語    秋
          紫苑にはいつも風あり遠く見て  山口青邨 


【伝説】
 野末の家に住む兄弟は、病で死んだ親が忘れられず墓に行く日々を過ごしていた。
忘れ草(カンゾウ)を供えた兄は墓参りに行かなくなったが、弟は思い草(シオン)を供え墓を守り続けた。
ある日、墓の中から「わたしはお前の祖先の墓を守る精鬼だ。変わることのない孝行心に感心した。
ほうびに明日のことがわかるようにしてやろう」という声がした。
弟は危険を避け、機会は必ず得て裕福になった。(今昔物語)
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とうごうぎく(東郷菊)

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学名:Rudbeckia fulgida(ルドベキア・フルギダ)
キク科 オオハンゴウ属  草丈:80~100㎝ 花期:6~9月 原産:北アメリカ南部

花言葉  
誕生花  
由来    明治の元帥 東郷平八郎がイギリスから持ち帰ったことに由来する。
       ルドベキアは植物学者ルードベックに因む。フルギダは「艶のある」の意。

茎は紫帯びた茶色で毛がある。
葉は楕円形で互生。
黄色い花は3cmほど。中央が茶色。

明治44年、英国エドワード7世の戴冠式に同行した東郷が、ロンドンの植物園から種をプレゼントされ、日本に持ち帰った。(向島百花園四方山話 東郷菊

季語    秋

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だんぎく(段菊)
別名 欄菊 蘭香草 カリオプテリス 
英名:blue spirea(ブルー スパイリア)

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学名 Caryopteris incana
クマツヅラ科 多年草 草丈:60~70cm 原産:日本、朝鮮、中国

花言葉  忘れられない思い
誕生花  
由来    葉が菊に似て、花が段々になって咲くことから。

茎は直立。葉は対生。
花は葉の付け根に集まって茎を囲むようにつく。
いたから上の段に順々に咲いていく。
ひとつの花は長さ7mmくらい。芳香がある。
青紫色の他、白や淡桃色の花を付ける変種もある。

季語    
段々に咲く花 
似ている花
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だんごぎく(団子菊)
別名 ヘレニウム マツバペルシャキク(松葉波留菊)
英名 Sneezeweed

学名 Helenium autumnale ヘレニウム アウツムナレ
キク科 草丈:50~150cm 花期:6~10月 原産:アメリカ

花言葉  上機嫌
誕生花  
由来    中央の舌状花が盛り上がり団子のようなことから。
       ギリシャ時代のスパルタの王妃ヘレンの名にちなむとのこと。
茎は直立。
花は3~5cmの黄色やオレンジ色。

大正時代に渡来。


季語    秋 
菊 

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いね(稲)
別名 黄雲・垂穂・秋田の実・富草

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学名
イネ科  一年草 花期:8~9月 原産:中国・インド・アフリカ説もある

花言葉  
誕生花  
由来    飯根(いひね)の略説。命根という説。
       古代人は藁を敷いて寝た。古語の寝(いぬ)から説。
       ジャワ語のbinih、セレベス語のwiniと関係ある説など。

稲の花は策と同時に受粉する仕組み。
青い穂に細かい白い花がたくさんつく。 開花は午前中の3~3時間。
縄文晩期には渡来。
各地で栽培されて日本人の主食となった。

藁は縄、俵、筵(むしろ)、畳の芯。屋根をふいた。
籾殻を寝具の材料にもつかった。

早稲:早く収穫できる品種。

    ine-nae  ine-f    


・万葉集 61首(早稲、苗、穂、田など)
 稲搗(つ)けばかがる我が手を今夜もか 殿の若小が取りて嘆かむ
    巻14 3459


・『日本霊異記』稲春女(いねつきめ)。米をつくのは女性の仕事だった。

・実るほど頭を垂れる稲穂かな

・あしたより鎌入るるおとの田にきこゆ 霧うごかして稲をかるひと 中村憲吉

季語   秋 稲・初穂・稲穂・稲の花・早稲の花・早稲田・早稲刈る・晩稲・落穂ひろい
          ところどころ家かたまりぬ稲の中   子規
          落穂拾い日あたる方へあゆみ行く  蕪村 

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むらさきしきぶ(紫式部)
別名 たまむらさき

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学名 Callicarpa japonica
クマツヅラ科  落葉低木 高さ:2~3m 花期:6~7月  果期:10~12月 原産:日本

花言葉  知性 聡明
誕生花  
由来    玉紫(タマムラサキ)・京では紫重実(ムラサキシキミ)という『大和本草』
江戸時代になって『源氏物語』の作者紫式部を連想して名づけられたと思われる。
       学名は美しい果実の意。

葉の縁には細かいギザギザがある。
細い枝に白や淡桃色の約5mmの小花を数個まとめて咲かせます。
秋には濃い紫色の実が群がりつきます。
葉が落ちるといっそう目立ちます。

小紫:高さ1mくらい。紫式部より小さい実を密につける。白い実もある。

材は硬く、傘の柄や玄翁(大型とんかち)の柄に利用された。
ヨーロッパに輸出され、ジャパニーズ・ビューティー・ベリーを呼ばれたという。

季語    秋

小紫(小式部)  しろみのこむらさき(白式部)

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