春の七草

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せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草

七草粥  

1月7日は 「人日の節句」「七草節句」「若菜の節句とも呼び、
古来より七草粥を食べ、無病息災を祈る習慣があった。

上に洗う若菜の流れきて 妹があたりの瀬にこそ寄らめ」万葉集 巻8 2838
浅茅生(あさじう)の野辺にしあれば水もなき池に摘みつる若菜なりけり」土佐日記 
「7日の若菜を、人の6日もてさわぎとり散らしなどするに、見も知らぬ草を、
子どもの持て来たるを・・・」   枕草子

七草の種類
 もとは七つと決まってはなく「菜々」ではなかったのかと思われる。
「芹(せり) 薺(なずな) 鼠麹草(ごぎょうそう) 繁縷(はこべら) 
臭蒿(ほとめのざ) 菘(すずな) 蘿龍(すずしと)これぞ七草」 
南北朝時代の四辻左大臣善成の歌にした。これが今の七草の由来。

緑の野菜の少ないこの時代、若菜は栄養的にも理屈もあるように思われます。

君がため春の野に出て若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ 古今集 光孝天皇

徒然草は清涼殿北の黒戸の御所は、天皇が臣下だった不遇な時代を忘れず、
煮炊きなどもされたすすのあとだという逸話を残している。

江戸時代になると 前日の6日に七草を摘んで、
7日の早朝、まな板の上に青菜を置き、
「七草ナズナ唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に 七草祝をカチカチカチ」と
七草ばやしを歌いながら包丁で49回叩いて、粥に入れた。
冬鳥と夏鳥の入れ替わるころは、味が悪くなるので 
その前に食べようという意味らしい。

キッコーマンホームクッキング七草粥

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スーパーでは レトルトのお粥が目立つところに置かれていました。


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