花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

カテゴリ:伝説

アカシア
別名 銀葉アカシア、ミモザ 英名:ワットル

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マメ科 常緑高木 樹高:5~15m 花期:3~5月 原産:オーストラリア、アフリカ、アラビアの熱帯、亜熱帯

葉は羽状複葉。葉の色が銀色かかる(銀葉)ギンヨウアカシア、葉の色が緑色の(房)フサアカシア
枝の先に黄金色の丸い花序を房状につけ、木全体が色づいて見える。
花には香りがある。 

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花言葉  プラトニックな愛、純潔な恋、気まぐれな恋、友情、愛情
     (黄)秘めた恋、優美 (オレンジ)エレガンス

誕生花  
由来    

仏蘭西ではイースターの花として知られる。

「ミモザサラダ」 炒りタマゴをいっぱいかけたサラダ。

季語    
     逢うたびの ミモザの花の 遠けむり  後藤比奈夫

【伝説】
 昔インディアンたちの若者は愛の告白が苦手だったので、言葉の代わりにアカシアの花の枝を娘に差し出した。娘たちはそれを無言で受け取ることによって、愛の告白を認めていたという。 

似ている花:ニセアカシア 針槐
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アイリス()
別名 イリス、オランダアヤメ 英名:ダッチアイリス


アイリス


アヤメ科 多年草  花期:3~6月 原産:地中海沿岸、中央アジア

花の色は紫・黄・赤・青・白など
 


花言葉  愛、消息、あなたを愛す、優しい心、あなたを大切にします、私はかけてみる、伝言、優雅、恋のメッセージ、恋のメロディ、使者、よろしくお伝えを、吉報、変わりやすい、やわらかな知性、雄弁、軽快
誕生花  
由来    アイリスはギリシャ語の「虹」に由来。虹の女神。 イリスはフランス語、英語ではアイリス。フランス王室の紋章で、国の花になっている。アイリスの葉は剣、ユリは騎士の花とも云われている。

季語    

伝説
 ギリシャ神話によると、ゼウスの妻ヘラの侍女イリスは。ゼウスに見初められて求愛されるが、断り続けていた。そしてヘラに「どこか遠くへ行かせて欲しい」と頼んだ。
 ヘラは聞き入れ、七色に輝く首飾りを与え、神の酒三滴をイリスの頭にふりかけた。イリスは大空を渡る虹の女神になった。その時のしずくが地上に落ちてアイリスの花が咲いたという。イリスは神々の使者で、虹を渡って天上と地上を行き来するための架け橋であった。 

 

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ウメ(梅)
別名:風待草 春告草 匂草 風待ち 
英名:Japanese apricot


梅と雪と万葉

学名 (プルヌム・ムメ)
バラ科 落葉小低木  産地:中国江南地方  花期:1~3月 高さ:2~10m  果期:6月

花言葉  清らかな美しさ、忠実、独立 高潔
誕生花  日 
由来   梅の字音(メ)が変化した説。愛目(うめ)が転じた説。熟実(うめむ)が転じた説。 
風待草 春告草 春風を待って咲くことからいう。

葉の出る前に咲く。前年にのびた枝を切ると、残った部分に短い枝が出て花が咲く。
葉は楕円形で先が鋭くとがり縁には2重に鋸歯がある。
樹皮は黒く、硬くて割れ目がある。
枝は細長くてよく伸びる。果実は球形で6月頃熟す。

種として変異性が強く、花の形、雄しべ、雌しべ、実の大きさ 多彩に変化している。数百品種。

鑑賞用として公園、庭園に植えられるが、果樹としても栽培される。
水戸の偕楽園は徳川斉昭が藩主となって飢饉に備えて植えさせたのが始まり。
200種7000~10000株あったといいます。(今は約3000本)
実は梅酒に、梅干と保存食品となるため好んで植えられた。


梅は、花を鑑賞する「花梅」と果樹として栽培される「実梅」があります。
野梅系・豊後系・紅梅系・杏系がありますが、それぞれに早咲き、遅咲き、香りや色の違いなど色いろある。

梅は花中の儒者

好文木(こうぶんぼく):晋の武帝が学問に励んでいたときは梅の花が開き、怠っていたときは散りしおれていた、という故事からきている。天神様もこのことをご存知だった?
梅といえば「天神様」。菅原道真を学門の神様として祭っているのは、梅の花を好んだ道真と「好文木」の伝説が結びついたのかもしれません。



 日本への渡来は飛鳥時代に遣隋使が「薬」として持ち帰ったのが始まりといわれる。
そのご、奈良時代の遣唐使や僧侶によって梅の木がもたらされたといいます。
明治期には日本でも新しい品種が作られた。 

万葉集にはウメを詠んだ歌が100首以上ある。

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奈良の貴族は白梅がお好み
我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも 大伴旅人
梅の花 咲きたる苑の 青柳を かづらにしつつ 遊び暮らさな 巻5 土氏百村
春の野に霧立ち渡り降る雪と人の見るまで梅の花散る  田氏真上(でんじのまかみ) 巻5 839

 
平安の貴族は紅梅がお好み

「木の花は、濃きも、薄きも、紅梅 」 『枕草子』 清少納言
「梅は、白き、薄紅梅。一重なるがとく咲きたるも、重なりたる紅梅の匂ひめでたきも、みなをかし。」 『徒然草』  吉田兼好
菅原道真と飛び梅伝説。

季語 【冬】寒梅、早梅、冬の梅 【春】梅、紅梅、梅の香 【夏】梅若葉、梅青葉、梅の実、青梅、梅売り、梅酒、梅干、梅干す 【秋】梅紅葉

余寒なお厳しい頃、開く梅の花。端正な花の姿、柔らかな香、梅の花は早春のシンボルとして愛されてきました。
     梅は咲いたか、サクまだかいな
     梅一輪 一輪ほどの あたたかさ
     しら梅に明くる夜ばかりとなりにけり  蕪村
     雪明りやがて紅梅明かりかな      原田南海子
     うれしきは葉隠れの梅一つかな    杜国

 サクラに主役の座を明け渡したが根強い人気を保ち、江戸時代には多くの品種が生まれた。花色、形など数百の品種がある
江戸時代の医師シーホ゛ルトは(mune)としてヨーロッパに紹介した。

伝説1  飛梅伝説
平安前期の学者で政治家でもあった右大臣の菅原道真は宇田天皇の信頼を得たが、政敵の藤原時平の讒言によって九州大宰府へ流され59歳で死んだ。
 道真はことのほかウメを愛していた。
屋敷には都でも屈指の梅園を持ち、中にひときわ美しい紅梅があった。
道真は大宰府に旅立つ時、梅を惜しんで「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとては春な忘れそ」と詠んだ。
この梅の一枝が彼を慕って空を飛んでいき、大宰府の住まいの庭に根を下ろした。
京の道真の邸宅は「紅梅殿」と名づけられえていた。
月の輝くは晴たる雪の如し  梅花は照る星に似たり ・・・
道真11歳のときの漢詩より


伝説2  鶯宿梅
平安中期の村上天皇が、「どこかによい梅の木はないか」とおたずねになりました。
すると紀貫之の庭によいものがありますと答えるものがいたです。
天皇は勅使をつかわしされ、その梅の木は御殿の庭に移されたのでございます。
みごとな紅梅でありました。
 その枝に1枚の短冊が結ばれており、「勅なればいともかしこし鶯の 宿はと問わばいかが答えん」と書かれているではございませんか。天皇は、筆跡もうるわしいこの歌の意味をくみとり、梅の木を紀貫之にお返しになったのでございます。
 歌は紀貫之の娘、紀の内侍で、父に似て才媛のはまれが高かった。
この物語は「鶯宿梅」として今に伝わる。


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