花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

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五月の華

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くろばなろうばい(黒花蝋梅)


蝋梅は良い香りのする花として知られています。

黒花蝋梅も、甘い香りがするというのですが

この花からは 香りはしません。

もう一度調べたら

変種のアメリカ黒花蝋梅は 香りが薄い とありました。

私が見た この「くろはなろうばい」(名札あり)は

変種の方なのかもしれません。

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花の後




 
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五月の華


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くらら(眩草)

別名 草槐 (草槐) 苦参(くじん)


クララと聞くとアルプスの少女ハイジを連想します。

CMのおかげで忘れることはありませんでした。

でもこの名は 値を噛むとクラクラするほど苦いからだそうです。


根には、消炎、鎮痛作用がある。

苦参(くじん)とは生薬名。



日当たりのよい草原を好む

自生地は減っているそうです。




 
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五月の華


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くすのき(楠・楠木)の花

別名 樟脳(しょうのう)


楠は、神社によく植えられています。

 御神木とされる巨木もあります。

春に新芽が育つと 花をつける。

淡い黄色で 小さく 目立ちません。


材からとれる精油は 樟脳(しょうのう):カンフル

仏像の材としても使われる。


180px-Bodhisattva_Chuguji画像:ウィキペディア

 中宮寺の菩薩半跏像 飛鳥時代の作。

材は楠です。


樟脳は衣類の防虫剤として、使われていました。

季節の変わり目には、樟脳の匂いの残る服とすれ違うことがありました。

いまは 匂いのしない 新しいタイプの防虫剤が定番のようです。


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私の通っていた小学校では 大きな楠がシンボルです。

創立は大正13年。なかなかの樹齢です。



楠木正成(くすのきまさしげ)
鎌倉時代末期の武将
「太平記」に登場します。

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皇居外苑の楠木正成像




 
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四月の華


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くまがいそう(熊谷草)



まだ開ききっていません。

袋状の花が咲きます。

その様子を 源平時代の武士が背負っていた母衣に見たてて

熊谷直実から名づけられてた。


2016.4.29撮影







熊谷直実は現在の埼玉県熊谷市の出身。

平氏との戦いで、平敦盛に勝利するも、出家

のち、法然上人の門徒となる。

同じ仲間のアツモリソウ(敦盛草)も、平敦盛から名付けられました。



絶滅危惧種




 
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四月の華



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くろばなろうばい(黒花蝋梅)


チョコのような色

チョコ香りがするらしい・・・・・くんくん

しません


黒花蝋梅には、アメリカ蝋梅というものがあり、それは香らない。

そして別名をクロバナロウバイという。

んん、これはもしかしたらアメリカ蝋梅かもしれません。



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細い花びらが舞う バレリーナのような花です。

2016.4.29撮影





 
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四月の華

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くさぼけ(草木瓜)
別名 地梨(じなし)


高さ50cmほどで、よく見かける木瓜よりも 低く小さい木です。

梨に似た実をつけます。香りのよい実は果実酒の材料に好まれます。

花に近づくと 鋭いトゲが!

さすが バラ科


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梔子の実(くちなしのみ)


熟しても口を開けないためこの名があるそうです。

実の長さは2cmの楕円形で、縦に5~7筋の稜が走る。

オレンジ色に熟し、染料・生薬・食品着色料になります。

単に梔子というと実のことで、秋の季語です。

花は「梔子の花」といい夏の季語です。


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10月はこんな感じでした。



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これは 八重咲きの梔子

八重の梔子は実ができないのです。

  

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くすのき(楠・樟)
英名 カンファツリー)

学名Cinnamomum camphora
クスノキ科ニッケイ属 常緑高木 高さ:10~50m 花期:初夏 結実期:秋  原産:日本、朝鮮半島

花言葉
  
誕生花  
由来    クスノキの漢名は樟による。でも中国で楠は別の木のことなんですって。

樹皮には細かい割れ目が多い。
4~5月新葉が出ると古葉は落ちて交替する。
葉は互生。特有の香がある。
花は新葉のわきから円錐花序につく、色はクリーム色。
実は球形で秋に黒色の熟します。径8~9mm。


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長寿で巨木になる。神社の御神木、天然記念物に指定されているものも多い。

木目が美しく加工しやすい上に腐りにくいので、昔から神社や船を作る重要な木でした。
虫食いから衣類を守るため箪笥なども作られた。樟脳は防虫剤としていまでも使われています。
(英名カンファーツリー。カンフル剤は樟脳を生成して作る。)

季語    

 福山雅治 『クスノキ』

長崎・山王神社のクスノキは原爆生き残りの木として知られています。

【伝説】
仁徳天皇の時代、明石の駒手の御井(こまでのみい)という井戸のそばに、大きな大きなクスノキが生えていました。
朝日がさすとその陰は淡路島を覆い、夕日がさすと本土が大きく陰るほどでした。
あるときこの木を切って船をつくると、まるで飛ぶように速く、ひと漕ぎすれば7つの波を越えてどんどん走りました。そこで船の名を「速鳥」とつけました。
 この船を使って朝夕に駒手の御井の水を届け、天皇のお食事に出していましたが、ある日遅れて間に合いませんでした。
そこで「住ノ江の大倉向きて 飛わばこそ速鳥といわめ 何が速鳥」という歌を作り、この行事をやめにしました。
(播磨風土記)

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クチナシ(梔子)の実


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ふくらんで


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赤くなってきました。

クチナシの実は黄色の染料になります。





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これは

かなり赤くなっていますが

膨らみは・・・

こちらは八重の花の咲く梔子です。

八重のクチナシは実を結ばないのです。


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幸運を呼ぶ四葉のクローバー


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しろつめくさ(白詰草)
別名 クローバー

学名Trifolium repens
マメ科シャジクソウ属 多年草 草丈:5~25cm 花期:4~5月 原産:ヨーロッパ

花言葉
   私を守って
誕生花  
由来    オランダから割れ物の衝撃剤として入ってきたことに由来します。

三葉の複葉。稀に4枚のものもあり、「四つ葉のクローバー」といわれる。
葉の形や模様は個体差がある。
長い花柄の先に 小さな蝶形の花が花序をつくる。
受粉した花は下を向くのが特徴です。


季語    クローバー、白詰草


赤詰草 蓮華草

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