新・秋の七草
昭和10年 昭和55年
7人の名家が、それぞれ秋の花を1つづつ持ち寄って7種とした。
これについて佐藤春夫は「秋花七種」というエッセイの中で。
新七草を選んだ人を揚げ、感想を書いている。
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佐藤春夫「可憐ながらに味の複雑な花、
与謝野さんが気にいるのもわかるような気がする。」
佐藤春夫「媚態の卑俗ならぬものが選に洩れなかったものうれしい。」
佐藤春夫「女史のこれを捨てぬも宜(むべ)なるを覚える」
斉藤茂吉(歌人)・彼岸花(ひがんばな)
佐藤春夫はマンジュシャゲも落として欲しくないように考えていた。
高浜虚子(俳人)・アカノマンマ(犬蓼 いぬたで)
佐藤春夫「さすがに俳人の自然に対する眼界の広いのにますます満悦である」
7種全てが外来種ですが、日本に根付いていますよね。
見渡せば 今も秋野に乱れ咲く 花かぞおれば七草の花
ホトトギス ノギク カルカヤ ヒガンバナ マツムシソウ またワレモコウ リンドウの花
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ほととぎす
のぎく
カルカヤ
ひがんばな
まつむしそう
われもこう
りんどう