カテゴリ:花信風 > い
虎杖(いたどり)の種透けて
犬沼虎の尾 いぬぬまとらのお
いちはつ(一初)
いかりそう (4月の花)
いちじく 無花果
いちじく(無花果)
学名Ficus carica
クワ科 落葉樹小高木 花期: 原産:トルコからアフガニスタン
花言葉
誕生花
由来 花を咲かせずに実をつけるように見えることに由来する。
Ficusはラテン語でイチジクのこと。
葉は互生、3~5に深く裂ける。縁は波状。
花のうは卵形で秋に果実となる。紫褐色に熟し食べられる。
花のうとは、小さな花が集まったもの。
外からの受粉を必要としない。
生食の他、似たりジャムにしたりする。
乾燥させたものは保存食になる。
江戸時代に長崎に伝わった。当時は南蛮柿とか唐柿と呼ばれたという。
世界中で果樹として栽培された。
季語 秋
いちじくをもぐ手を伝う天雫 高浜虚子
【伝説】
エデンの園で禁断の実を食べたアダムとイブは、裸は恥ずかしいと、イチジクの葉で腰みのを作った。
『無花果の森』 小池真理子作品。絶望の闇におちた男女が 織りなす、深く切なく甘美な物語。
クワ科 落葉樹小高木 花期: 原産:トルコからアフガニスタン
花言葉
誕生花
由来 花を咲かせずに実をつけるように見えることに由来する。
Ficusはラテン語でイチジクのこと。
葉は互生、3~5に深く裂ける。縁は波状。
花のうは卵形で秋に果実となる。紫褐色に熟し食べられる。
花のうとは、小さな花が集まったもの。
外からの受粉を必要としない。
生食の他、似たりジャムにしたりする。
乾燥させたものは保存食になる。
江戸時代に長崎に伝わった。当時は南蛮柿とか唐柿と呼ばれたという。
世界中で果樹として栽培された。
季語 秋
いちじくをもぐ手を伝う天雫 高浜虚子
【伝説】
エデンの園で禁断の実を食べたアダムとイブは、裸は恥ずかしいと、イチジクの葉で腰みのを作った。
『無花果の森』 小池真理子作品。絶望の闇におちた男女が 織りなす、深く切なく甘美な物語。
一初・逸初
いちはつ(一初、一八、蔦尾草、紫羅傘)
学名Iris tectorum
アヤメ科アヤメソ属 多年草 帰化植物 花期:5月 原産:中国
花言葉
誕生花
由来 アヤメ属の中で一番最初に花が咲くことによります。
学名のtectorum は「屋根の」の意。
葉は剣状で50~6cm。
花茎がのび、先で文枝し、紫の花を2~3こつける。
花はあやめに似ていて、基部に白いとさか状の飾りがある。
室町時代に渡来。
大風を防ぐのに、農家の茅葺屋根の上棟に植える風習もあった。
季語 夏
紫羅傘に嶺の雷雨の打ちきたる 水原秋桜子
アヤメ科アヤメソ属 多年草 帰化植物 花期:5月 原産:中国
花言葉
誕生花
由来 アヤメ属の中で一番最初に花が咲くことによります。
学名のtectorum は「屋根の」の意。
葉は剣状で50~6cm。
花茎がのび、先で文枝し、紫の花を2~3こつける。
花はあやめに似ていて、基部に白いとさか状の飾りがある。
室町時代に渡来。
大風を防ぐのに、農家の茅葺屋根の上棟に植える風習もあった。
季語 夏
紫羅傘に嶺の雷雨の打ちきたる 水原秋桜子
碇草
いかりそう(碇草)
別名 サンシクヨウソウ(三枝九葉草)
学名Epimedium grandiflorum
メギ科 多年草 花期:4月 草丈:15~40cm 原産地:日本
花言葉 あなたをとらえる
誕生花
由来 花の形が錨に似ているところから。
枝が3本出てそれぞれにハート形の葉が3枚つく。
下向きに咲く花は4枚の花弁とガク片からなる。
林下に生える。
【薬草】滋養、強壮に効く薬草。生薬名:淫羊(いんよう)かく
季語 春
錨草生まれかわりて星になれ 鷹羽狩行
メギ科 多年草 花期:4月 草丈:15~40cm 原産地:日本
花言葉 あなたをとらえる
誕生花
由来 花の形が錨に似ているところから。
枝が3本出てそれぞれにハート形の葉が3枚つく。
下向きに咲く花は4枚の花弁とガク片からなる。
林下に生える。
【薬草】滋養、強壮に効く薬草。生薬名:淫羊(いんよう)かく
季語 春
錨草生まれかわりて星になれ 鷹羽狩行
いろはかえで(イロハ楓)
学名Acer palmatum アケル パルマツム
カエデ科 落葉樹 高さ:10~15m 花:4~5月 原産:日本、中国、朝鮮半島
花言葉 思慮深い
誕生花
由来 葉の切れ目が「いろはにほへと」と数えたことに由来。
学名のAcer はラテン語の「するどい」の意。 palmatum は「手のひら状の」の意。
モミジは色を揉み出すように色づくことから「もみず木」が語源といわれています。
カエデは蛙の手の意味です。
葉は対生。5~7に切れこみ、縁にギザギザがある。
花は鳩ほど同時に開く。紅色のガクに緑色で花序にいくつもつけ、垂れ下がる。
花弁(はなびら)は5枚。
果実は2枚の翼を持つ。楓の仲間はどれも、薄い翼を広げた実を2個ずつペアでつ作ります。
実は熟して乾くと一個ずつ、くるくる周りながら風で飛びます。
紅葉が始まるのは最低気温が6~7度になる頃だそうです。
カエデとは葉の形が蛙の前足(手)のようだからともいわれています。
中国ではカエデのことは「槭(せき)」といい、「楓」とは異種だそうです。
【万葉集】2首
吾が屋戸に黄変(もみ)づかへるで見るごとに 妹をかけつつ恋ひ(い)ぬる日は無し
大伴田村大嬢(おおとものたむらおおいらつめ)第8巻1623
月ばかりのわかかへで、すべて万の花 ・紅葉にもまさりてめでたきものなり」
吉田兼好『徒然草』
やまびこの相とよむまで妻恋に鹿鳴く山辺にひとりのみして 大伴家持
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき 蝉丸太夫
花札の紅葉には鹿。鹿の求愛の季節は秋。
季語 【春】楓の芽 楓の花 【夏】楓若葉 青楓 【秋】楓 【冬】冬紅葉
カエデ科 落葉樹 高さ:10~15m 花:4~5月 原産:日本、中国、朝鮮半島
花言葉 思慮深い
誕生花
由来 葉の切れ目が「いろはにほへと」と数えたことに由来。
学名のAcer はラテン語の「するどい」の意。 palmatum は「手のひら状の」の意。
モミジは色を揉み出すように色づくことから「もみず木」が語源といわれています。
カエデは蛙の手の意味です。
葉は対生。5~7に切れこみ、縁にギザギザがある。
花は鳩ほど同時に開く。紅色のガクに緑色で花序にいくつもつけ、垂れ下がる。
花弁(はなびら)は5枚。
果実は2枚の翼を持つ。楓の仲間はどれも、薄い翼を広げた実を2個ずつペアでつ作ります。
実は熟して乾くと一個ずつ、くるくる周りながら風で飛びます。
紅葉が始まるのは最低気温が6~7度になる頃だそうです。
カエデとは葉の形が蛙の前足(手)のようだからともいわれています。
中国ではカエデのことは「槭(せき)」といい、「楓」とは異種だそうです。
【万葉集】2首
吾が屋戸に黄変(もみ)づかへるで見るごとに 妹をかけつつ恋ひ(い)ぬる日は無し
大伴田村大嬢(おおとものたむらおおいらつめ)第8巻1623
月ばかりのわかかへで、すべて万の花 ・紅葉にもまさりてめでたきものなり」
吉田兼好『徒然草』
やまびこの相とよむまで妻恋に鹿鳴く山辺にひとりのみして 大伴家持
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき 蝉丸太夫
花札の紅葉には鹿。鹿の求愛の季節は秋。
季語 【春】楓の芽 楓の花 【夏】楓若葉 青楓 【秋】楓 【冬】冬紅葉
トウカエデ タムケヤマ
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ありがとうございます
稲
学名
イネ科 一年草 花期:8~9月 原産:中国・インド・アフリカ説もある
イネ科 一年草 花期:8~9月 原産:中国・インド・アフリカ説もある
花言葉
誕生花
由来 飯根(いひね)の略説。命根という説。
古代人は藁を敷いて寝た。古語の寝(いぬ)から説。
ジャワ語のbinih、セレベス語のwiniと関係ある説など。
稲の花は策と同時に受粉する仕組み。
青い穂に細かい白い花がたくさんつく。 開花は午前中の3~3時間。
縄文晩期には渡来。
各地で栽培されて日本人の主食となった。
藁は縄、俵、筵(むしろ)、畳の芯。屋根をふいた。
籾殻を寝具の材料にもつかった。
早稲:早く収穫できる品種。
・万葉集 61首(早稲、苗、穂、田など)
稲搗(つ)けばかがる我が手を今夜もか 殿の若小が取りて嘆かむ
巻14 3459
・『日本霊異記』稲春女(いねつきめ)。米をつくのは女性の仕事だった。
・実るほど頭を垂れる稲穂かな
・あしたより鎌入るるおとの田にきこゆ 霧うごかして稲をかるひと 中村憲吉
季語 秋 稲・初穂・稲穂・稲の花・早稲の花・早稲田・早稲刈る・晩稲・落穂ひろい
ところどころ家かたまりぬ稲の中 子規
落穂拾い日あたる方へあゆみ行く 蕪村
誕生花
由来 飯根(いひね)の略説。命根という説。
古代人は藁を敷いて寝た。古語の寝(いぬ)から説。
ジャワ語のbinih、セレベス語のwiniと関係ある説など。
稲の花は策と同時に受粉する仕組み。
青い穂に細かい白い花がたくさんつく。 開花は午前中の3~3時間。
縄文晩期には渡来。
各地で栽培されて日本人の主食となった。
藁は縄、俵、筵(むしろ)、畳の芯。屋根をふいた。
籾殻を寝具の材料にもつかった。
早稲:早く収穫できる品種。
・万葉集 61首(早稲、苗、穂、田など)
稲搗(つ)けばかがる我が手を今夜もか 殿の若小が取りて嘆かむ
巻14 3459
・『日本霊異記』稲春女(いねつきめ)。米をつくのは女性の仕事だった。
・実るほど頭を垂れる稲穂かな
・あしたより鎌入るるおとの田にきこゆ 霧うごかして稲をかるひと 中村憲吉
季語 秋 稲・初穂・稲穂・稲の花・早稲の花・早稲田・早稲刈る・晩稲・落穂ひろい
ところどころ家かたまりぬ稲の中 子規
落穂拾い日あたる方へあゆみ行く 蕪村
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