花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

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いぬたで(犬蓼)
別名 あかまんま 漢名:馬蓼

イヌタデ2

学名:Polygonum longisetum
タデ科 一年草 高さ:20~50cm 花期:花期6~10月

花言葉  あなたの役にたちたい
誕生花  
由来    葉に辛味がなく、使い道がないので「犬」をつけてイヌタデ。
       アカマンマなどは、粒状の紅色の花を赤飯にたとえた。
       タデは「ただれ」の意で、とても辛いところからついた。

茎はやや赤い、葉は切れ込みが少なく細長く互生。穂花は紅色。
花びらはなくガクが5つに避ける。野原、道端に多い。
蓼は種類が多く、食用になるものもある。

似ているけど 役に立たないものに犬の字をつける習慣がある。中国では馬。
本物のタデは辛味があり食用となる。

赤蓼は、四十七士で有名な播州赤穂の名産で、赤穂の名はタデに因むという。


新・秋の七草 
昭和10年東京日日新聞社の依頼で、俳人 高浜虚子はアカノマンマを選んだ。

万葉集には3首歌われている。
 わが屋戸の穂蓼の古幹採み生し 実になるまでに君をし待たむ 巻11
(穂を伸ばした蓼をつんで育て、実を結ぶようになるまで 君を待ちつづける)
蓼食う虫も好き好き 狂言にも出てくるので、室町の頃からいわれていたようだ。


季語    秋
          食べている牛の口より蓼の花  高野素十
           百姓にゆふべ道問う赤のまま  角川春樹 


  タデの仲間:おおいぬたで、さくらたで
  犬の仲間: いぬびわ、いぬほうずき・・・

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イソトマ(Isotoma)
別名ローレンティア

イソトマ

学名 イソトマ
キキョウ科 一年草 高さ:20~50cm 花期:5~11月 原産:オーストラリア


花言葉  猛毒
誕生花  
由来    ギリシャ語で「等しい切片」の意。別名は旧属名。

イソトマとはイソトマですが、普通にイソトマというと、この花のこと。
葉は細長ぐ縁はギザギザ。
花は筒状で先が5つに裂ける。
昭和30年代に入ってきた。

茎を折ると出る汁は有毒植物。

季語    -
イソトマ

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