花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

カテゴリ:季節の言葉 > 7月

打ち水(うちみず)

家でも手軽にできる打ち水 意外な力を発揮するようです。

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打ち水 焼けるような暑さの日に舞い上がる砂塵をしずめ、涼をよぶため、庭や路地などに水を打つ。
涼を求める昔の人の知恵です。
朝夕の打ち水で地面の温度の上昇を抑え、撒いた水が蒸発する時の気化熱が周囲の気温を下げる。

母の生家では、暑い日の日中、庭の土の部分にホースでたっぷり水を撒いていました。
本当に涼しくなりました。吹く風が違うのです。でも、庭木には絶対水をやりません。
庭木には夕方にたっぷり水遣りをしました。水撒きも 夏休みの楽しみでした。

打ち水大作戦
打ち水文化研究所は打ち水大作戦を全国規模で行っています。
ニュースにもなります。2度ほど気温が下がったというデータもあるんです。
水打ち大作戦2016 マナーはこちらに


禊(みそぎ)の意味での打ち水
 日本人には「水」に対して払いや禊の思想があり、「清め」のために打ち水をします。
 玄関前を掃除したら必ず水を撒きますよね。お店では来客への心遣いだった。
 
子どものころ住んでいた家の近所に料理やさんがあり、よく打ち水されていました。
家の前で打ち水していて、通りがかりの人に引っ掛けてしまう、なんて場面テレビで見ます。

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サンパチェンス(太陽に耐える、の意)

地面に打ち水するよりも 温度降下の効率がよいといわれています。


季語
 【夏】
               
          立山のかぶさる町や水を打つ  前田普羅
          水を打つ夕空に月白う刎ね    川端茅舎



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納涼
(のうりょう)
夕涼み


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国宝 納涼図屏風 上野東京博物館蔵


納涼 水辺・木陰・戸外・高台など、涼しい場所を求めること。
時間により 朝涼み、夕涼み、宵涼みなど。

母方の祖父は、湯上りには、縁側で籐のリクライニング・チェアに寄りかかり、団扇で仰いでいました。
わたしも真似をしたものです。
こんな感じでした513TnVn-AmL__AC_UL160_SR160,160_


納涼船・ビアガーデン 川床
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カラスウリ

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オシロイバナ

夕方から咲く花


季語
 【夏】
         左右の山暮れて相似る橋涼み  富安風生

               
          



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土用の丑の日(どようのうしのひ)

2016年は7月30日です。


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「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間をいいます。
「土用の入り」(7月20日)ころから立秋前日(8月)までの18日間で、その間の丑の日を「土用の丑」といいます。

土用うなぎ
土用の丑の日にうなぎを食べる風習は江戸中期の以降のことで、古くは薬食いの意味がありました。
うなぎを開いて、てれで食べ始めたのは、寛政以後で、山椒を添えるのは魚の毒を消すためだそうです。

丑の日にうなぎを食べようと提唱したのは江戸時代の蘭学者・平賀源内。
知り合いのうなぎ屋の宣伝ために、丑の日は『う』の字のつく物を食べると夏バテしない。本日土用丑の日。
などどと看板に書き、大繁盛したといわれています。

「う」のつく物を食べると元気が出るという説もあり、梅干も食べられた
うなぎと梅干の食い合せがよくない、という説がありましたが、現在では特に問題がないと言われています。

土用シジミ
土用中にシジミを食べると、雨が目にはいらない、などどいわれ、味噌汁などにして食べる。

他にも土用餅、土用たまごなどを食べて夏バテを防止する習わしがあった。
私の母の生家では、夏にお餅をついて食べる風習がありました。夏休みの楽しみでした。


うなぎの焼 開かずに切って焼いた姿が、蒲の穂に似ているから呼ばれたんです。


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コガマの穂

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山椒の花




季語
 【夏】

やり過ごす土用鰻といふものも    石塚友二
食い合わせ絵図をたよりの土用人  長部紅女
               
          



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土用干し(どようほし)


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 【由来】

土用干し(どようぼし) 虫干し(むしぼし)
梅雨明け以降の晴れた日に衣服や書籍などを干し、風をとおして、黴(カビ)や虫害を防ぐためです。書画の場合は特に曝書(ばくしょ)といいます。
寺社では宝物を干したり、能楽師の家では、能装束をほしたりします。その様子を一般公開するところもあります。楽しみにしている人たちもいます。

一か月前に漬けた梅干を干すには、3日連続の晴天が必要です。
梅雨明けを待って干します。

2016年 土用の入りは7月19日ですが、梅雨は明けているでしょうか。


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季語
 【夏】 


梅を干す真昼小さな母の音  飯田蛇笏

なき人の小袖も今や土用干  松尾芭蕉



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盂蘭盆会(うらぼんえ)


7月13日から16日に行われる仏事。
灯篭を吊り、精霊棚をしつらえ真菰を敷き、野菜などを供え、
僧侶にお経をあげてもらう。最近はお寺に行くことが多い。
東京では新暦で行いますが、月遅れで行う地域もあります。

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 【由来】

 先祖の霊を供養する日で、「盂蘭盆会」という仏教の経典に書かれた説話が起源といわれています。釈迦の弟子の目蓮が上苦しむ餓鬼道に堕ちた母を救うため、7月15日に衆僧に食事を振る舞い、供養したという。インドから中国を経て、日本に伝わったのは飛鳥時代。

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「迎え火」「送り火」
盆の入り(13日)の夕方、家の前で麻幹(おがら)や稲わらを燃やして火を焚き、先祖の霊を迎えるのが「迎え火」。
盆明け(16日)の夕方に火を炊いて先祖の霊を帰すのが「送り火」。この習慣は、江戸時代に盛んになったといわれている。


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軒ちょうちん ご先祖様が迷わずに帰ってくるように。

盆花(ぼんはな) 玄関先に飾りご先祖様を迎える。ホオズキや桔梗など。

玄関先に水を張った桶
ご先祖様の旅の塵を洗い清める。

「ナスの牛」「キュウリの馬」
ナスの牛に荷物をのせ、キュウリのう前に乗って帰るといわれている。
ほかに、来るときは速い馬で、帰りはゆっくり牛で、という地域もあるようです。

お盆のおまじない
麻幹ををタンスの中に入れておくと、衣服に困らないという言い伝えもあるそうです。


お盆の飾りつけや供え物には、意味があります。
それらを知ると、先人たちのご先祖様への気持ち、
命がつながってきたことを感じられますね。



ほおずき


ほおずき(鬼灯)


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桔梗


祖母の地域では 里芋の葉の上に1cm角に切った野菜をのせて供えていました。
祖父が藁でつくった馬と、私がつくったナスの牛、キュウリの馬を庭に供えました。
七夕も月遅れでお祭りするので、笹飾りの下が馬たちの定位置でした。
お盆が終わると 近くの川に流しにいきました。


山川に流れてはやき盆供かな  飯田蛇笏

御仏はさびしき盆とおぼすらん  小林一茶


季語
 【秋】
               
          



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お中元(おちゅうげん)

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贈っていますか?
我が家は、地方に住む兄弟に贈っています。
会うことが少ないので、日頃のご無沙汰のお侘びと
夏を元気に乗り切って欲しいという気持ちです。
兄にはローストビーフ、弟には高級ビール、これが定番です。

 【由来】

中国の三元論が起源。中国では旧暦の1月15日を「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」といいます。季節の変わり目に神に食物を供え、人々をもてなしていました。特に7月15日の「中元」は罪を懺悔し許す日として、贖罪の意味で近所に品物を贈るという習慣がありました。

中国の中元の風習が日本に伝わり、お盆に先祖の霊に供える習慣と結びついて、この時期に物品を贈る風習を御中元というようになったようです。

7月1日から15日頃までに贈るの一般的で、15日を過ぎたら「暑中見舞い」「残暑見舞い」として贈ります。
ひと月遅れ(旧暦盆)で贈る地域もあるようです。


水引

のし紙の上に、赤金のヒモ(5本か7本)を花結びにする。印刷されているもの多い。
水引の上に「お中元」、下に名前を書く。


中元のきまり扇や左阿弥より   山口誓子


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みずひき(水引) タデ科


季語
 秋
               
      季語では旧盆なのです。    



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