打ち水(うちみず)
家でも手軽にできる打ち水 意外な力を発揮するようです。
涼を求める昔の人の知恵です。
朝夕の打ち水で地面の温度の上昇を抑え、撒いた水が蒸発する時の気化熱が周囲の気温を下げる。
母の生家では、暑い日の日中、庭の土の部分にホースでたっぷり水を撒いていました。
本当に涼しくなりました。吹く風が違うのです。でも、庭木には絶対水をやりません。
庭木には夕方にたっぷり水遣りをしました。水撒きも 夏休みの楽しみでした。
打ち水大作戦
打ち水文化研究所は打ち水大作戦を全国規模で行っています。
ニュースにもなります。2度ほど気温が下がったというデータもあるんです。
水打ち大作戦2016 マナーはこちらに
禊(みそぎ)の意味での打ち水
日本人には「水」に対して払いや禊の思想があり、「清め」のために打ち水をします。
玄関前を掃除したら必ず水を撒きますよね。お店では来客への心遣いだった。
子どものころ住んでいた家の近所に料理やさんがあり、よく打ち水されていました。
家の前で打ち水していて、通りがかりの人に引っ掛けてしまう、なんて場面テレビで見ます。
サンパチェンス(太陽に耐える、の意)
地面に打ち水するよりも 温度降下の効率がよいといわれています。
季語 【夏】
立山のかぶさる町や水を打つ 前田普羅
水を打つ夕空に月白う刎ね 川端茅舎
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