季節の言葉
十三夜
旧暦の9月13日の夜の月のこと。
名月に対して後の月といいます。
吹く風も肌寒く感じる頃で、物寂しい趣があります。
他に、名残の月、豆名月、栗名月、芋名月。
2017年は11月1日でした。
旧暦9月13日の夜には、中秋の名月に続いて、
もう一度お月見をしました。
十五夜では 里芋、団子を供えましたが、
十三夜では、栗や芋を供えました。
形が似ているものをお供えしたようです。
中秋の名月は、中国から伝わった風習ですが、
十三夜を愛でるのは日本独自のものです。
完全ではないものに美や魅力を感じるのが
日本人の感性だったのかもしれません。
「中秋の名月」と「後の月」を合わせて「二夜の月」といいます。
どちらか一方しか見ないことを「片見月」といい、縁起が悪いとされました。
両方の月をお月見すると、いいことがあると思ったほうが楽しめますね。
十三夜に曇りなし
十三夜の日はスッキリ晴れることが多いのだそうです。
十五夜の頃は台風シーズンですからね。
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秋の季語
川音の町へ出づるや後の月 千代女
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