花信風 季節からのたより

季節と花を追いかけて。花の名前や由来、伝説・・・・を集めています。 過去記事は、加筆などして日付を移動させたりしています。

タグ:歌

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れんげそう(蓮華草)
別名 ゲンゲソウ、ゲンゲ(紫雲英)
英名 ミルク・ベッチ

学名Astragalus sinicus
マメ科 2年草 草丈15~20cm 花期:4~5月 原産:中国 

花言葉
   あなたは幸福です 心が和らぐ あなたは私の苦しみをやわらがえる
誕生花  
由来     輪状に並んで咲く花を蓮に見立ててこの名があります。


茎は多数に枝分かれして地面を這い広がる。
葉は9~11枚の小葉からなる羽状複葉。
葉の脇から花柄を伸ばし、紅紫色の蝶形花を7~10個つける。
豆果は黒く熟す。

稲刈りの後の田んぼに緑肥として栽培されたり、蜜源としても利用される。

室町時代に緑肥として渡来。

岐阜県の花



季語    春:げんげ 蓮華草 げんげ田

         野道行けばげんげんの束すててある  子規
         げんげ田のうつくしき旅つづけけり    久保田万太郎


 「春の小川」

【伝説】

 ドリュオペとイオレの姉妹が祭壇に捧げる花を水辺でつんでいました。そこで姉のドリュオペが可憐な蓮華草を見つけ手折ったところ、その花から血が垂れた。この花はニンフで、悪い男から身を守るために花に姿を変えていたのでした。
 驚いた姉が立ち去ろうとすると、足は既に根になっていた。「花はみな女神が姿を変えたものだから、もう摘まないで」といって命を終えた。
(ギリシャ)

似ている花
赤詰草 カラスノエンドウ

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うつぎ(空木)
別名 うのはな(卯の花)


学名 Deutzia crenataデゥチア
ユミノシタ科 落葉低木  高さ1~3m 花:5~6月 実:11~12月 原産:日本、中国

花言葉
  秘密
誕生花  
由来    幹や枝の中が空なのでこの名がある。
       デゥチアはオランダ人のドイツ氏にちなんでいる。

茎を切ると中は中空。
葉は対生。長さ5~15cm。
花は鐘形の5弁花で約1cm。
実は4~6mmの円筒形。表面はザラザラ。中心に雄しべが残る。
秋に熟すと口が上向きに開き、種が風に散る。

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旧暦の四月を卯月と呼ぶのは、この花の咲くことからきているという。

ウツギは古来、その中空に神が宿るとして、儀式の卯杖として使われた。
境界の垣根として用いられ、身近な木だった。

この花がたくさん咲く年は豊作の言い伝えがあるそうです。





♪卯の花の匂う垣根に・・・ 夏は来ぬ 小学校唱歌



万葉名 卯の花 24首

朝霧の八重山こえてほととぎす 卯の花辺から鳴きて越え来ぬ
不詳 第10巻1945
ホトトギスが山を越えて来た。卯の花から鳴き声か聞こえる。

ほととぎす鳴く峯の上の卯の花の 憂きことあれや君が来まさぬ 
巻8 1501
心に憂きことがあるのでしょうか 君がおいでにならないのは 

鈴鹿山空木花咲き しずかなり 飛びつつし思う夏ふかみけり
北原白秋


 卯の花:豆腐のオカラのこと。
 卯の花腐し(うのはなくたし):卯の花の咲く頃に降る長雨のこと。
 卯の花曇り:卯の花が咲く頃の曇天。
 卯の花月夜:卯の花が白く浮き上がって見える月夜。

季語
    夏:卯の花、空木の花、卯の垣根

          押しあうて 又卯の花の咲きこぼれ  子規
          卯の花のいぶせき門と答へけり    虚子
          卯の花や 流るるものに花明り     松本たかし


八重咲きのヤエウツギ 薄紫のサラサウツギ など種類も多い。

ヒメウツギ バイカウツギ タニウツギ ツクバネウツギ

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posted by (C)花信風
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蔦1

つた(蔦)
別名 あまづる、あまづら、夏蔦
英名 ボストン:アイビー、ジャパニーズ・アイビー

学名Parthenocissus tricuspidata
ブドウ科 落葉つる性 原産:日本、中国

花言葉
  誠実、結婚、勤勉
誕生花  
由来    学名のパルテノキッススはギリシャ語のパルテノス(処女)とキソッス(つた)。
        は3つの切れ込みの意。
       アマヅルは、切り口から液を集めて煮詰めたものを甘味料に使用していたことから。
       和名は樹木や岩を「つたって」伸びることから。 
       ウコギ科の常緑の「冬蔦」に対して「夏蔦」という。

若い葉は切れ込みがなく、一人前になると切れ込んでくる。
巻ひげの先端が吸盤になって、壁などに付着する。
秋に黒っぽいブドウのような実をつける。

日本人は紅葉が美しいぶどう科のツタを愛し、家につるをはわせることは嫌った。

蔦若葉・青蔦・蔦紅葉・枯蔦  俳句の季語ですが、俳句では夏蔦を指します。


蔦の絡まるチャペルで 祈りを捧げた日 ・・・学生時代



オー・ヘンリーの「最後の一葉」は蔦でしたね。

季語    春:蔦の芽 蔦若葉  夏:青蔦  秋:蔦かづら 蔦紅葉 冬:枯蔦
       *俳句では夏蔦を指します。

          蔦の葉は昔めきたる紅葉かな  芭蕉
          枯蔦や石の館の夜の雨   松根東洋城


アイビー(冬蔦)

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はぜのき(櫨の木)
別名りゅうきゅうはぜ (琉球櫨) ロウノキ、トウハゼ

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学名Rhus succedanea
ウルシ科 落葉高木 花期:5~6月 原産:中国

花言葉
  真心
誕生花  
由来    

雌雄異株
羽状複葉で9~15枚の小葉からなり、落葉するときも羽のまま散る。
花は円錐花序で、初夏の頃に黄緑色の小さな花を咲かせる。
果実は緑色から熟すと淡褐色になる。約8ミリ。
果肉に脂肪があり、鳥に大人気!

果実の脂肪は和蝋燭、坐薬や軟膏の基剤、ポマード、石鹸、クレヨンなどの原料として利用される。

江戸時代 沖縄から導入。
ハゼノキの種子からロウソクができる、有用植物だった。
 *「三白一蝋(さんぱくいちろう)」長州藩では米、麦、粟と同じように櫨を大事にするように教えたという。
果実は薩摩の実とも呼ばれる。

童謡「小さい秋」 詩:サトーハチロー
東京・文京区弥生の自宅の庭にハゼノキがあり、この木の紅葉する情景を見たのが作詩のきっかけとなったという。


昔の昔の 風見
の鶏の ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ はぜの葉赤くて 入り日色  小さい秋

季語   夏:櫨の花 秋:櫨の実、櫨紅葉、櫨取り、櫨買い
          櫨紅葉見ているうちに紅を増す 山口誓子

ヤマハゼ、ナンキンハゼ

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ほうせんか(鳳仙花)
別名 爪紅(つまべに。つまくれない) ほねぬき
英名 バルサム

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ツリフネソウ科インパチェンス属 一年草 花期:6~9月 原産:中国、マレーシア


花言葉  私にふれないで、短気
誕生花  
由来    漢名を和音読みした。
       英名も昔アラビアでバルサンという傷薬を作ったことに由来。
       属名は「我慢できない」という意で種が飛ぶところから。
       爪紅 花を絞った汁で爪を染めたから。
       ほねぬき 種と一緒に魚を煮ると身離れが良くなから。

茎は直立。葉質は柔らい。縁にギザギザがある。
花は葉の付け根から下向きにつく。
熟した果実はつぼ型。触れると河が割れ種がはじけ飛ぶ。

江戸時代元禄年間に渡来。

中国では全草を打ち身や腫れ物に使う。


季語    秋

島倉千代子「鳳仙花」

【伝説】 
  若い木こりが山で道に迷い、疲れと飢えで倒れてしまった。すると長い髭の老人が表れ、袖から小さな青いツボを取り出した。
小枝に糸を結んでその中に垂らすとたちまち大きな鯉が釣れ、若者に差し出した時には湯気を立てていた。
 若者が不思議がると、老人は「私は鳳仙。ついてくるがいい」といって青いツボの中に入ってしまった。若者も続いて中に入った。老人は立派な屋敷でもてなしてくれた。
家に帰った若者が、土産に貰った種を蒔くと、美しい桃色の花が咲き、青いつぼ型の実がなった。ホウセンカはこうして生まれたのだ。
(中国)
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